つながれっとクラブ★メールマガジン第93号1月便
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このメールマガジンは、名古屋市男女平等参画推進センター
つながれっとNAGOYAの「つながれっとクラブ」メンバーの
皆様に配信しているメールマガジンです♪
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寒中お見舞い申し上げます
今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

━━【目 次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)展示「ひとりでがんばりすぎない介護」:2/5(金)〜2/21(日)
2)「昭和なつかし レコードコンサート」
3)イベント報告
4)つながれっとブックナビ

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◆1)展示「ひとりでがんばりすぎない介護」

・期間:2/5(金)〜2/21(日)

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◆2)「昭和なつかし レコードコンサート」

何もかもが元気だった昭和。
あの素晴らしい思い出をレコードに託して、いま。

聴くだけでも、わくわく。
新しい“趣味友”との出合いも!

レコード、ソノシートをご持参ください。
曲にまつわるあなたの思い出を話しながら、曲を紹介。
■曲数:2曲ほど(ジャンルは問いません)
■一人の持ち時間:10分(参加者数によって調整します)
コンサートの後は交流タイム。名刺交換会も行います。

・と き:2/13(土)13:30〜
・ところ:つながれっとNAGOYA交流ラウンジ
・参加費:500円
・対 象:性別・年齢は問いません
・託 児:実費負担=手続きについては、お問合せください。

[主催]名古屋市男女平等参画推進センター指定管理者
特定非営利活動法人 参画プラネット
[共催]ウイ!エルダーマン

http://tsunagalet-club.net/event2009/event100213.html

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◆3)イベント報告

★12月のイベント
「わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜」

12月10日『わたしの暮らし発見塾』第1回を開催しました。
この講座は、あいちモリコロ基金の助成を受け、
またセンターの指定管理者事業として開催されています。

第1回目は『事始ワークショップ』と題し、参画プラネットの
中村奈津子さんに講師としてお話いただきました。3回の職場体験が
できることが特徴であるこの講座。公の施設において、その施設が
主催となり、学生や職業訓練といった枠組みの外側にいる市民の方々を
職場体験として受け入れる。それは、行政と市民との協働で運営する
しくみがあってこそ実現できたものとして、「指定管理者制度」に
ついて説明がありました。

(...続きは[つながれっとクラブウェブサイト・イベント報告ページ]で!)
↓↓↓
http://eventjournal.tsunagalet-club.net/?cid=44524

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◆4)つながれっとブックナビ

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『フェミニズムから見たヒロシマ』
上野千鶴子著(2002年9月15日 家族社)
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「ヒロシマに爆弾を落とした。それでも日本は無条件降伏しなかった。
したがって、我々はやむを得ずナガサキにも落とした。それでも日本は
無条件降伏しなかった。我々は、ヒロシマ・ナガサキに原爆を落とした
ことを正しかったと思っている」―アメリカの航空宇宙博物館において、
エノラ・ゲイの機長が話すインタビュービデオが、14分間エンドレスで
大型画面に上映されている。その後、乗組員14人の写真が映し出され、
「彼らは愛国者だ」とナレーションが入る。アメリカ人の若い男女や
観光客がそれをじっと見ている。「ほんとに吐き気のするような経験でした」
と、上野さんは語る。ビデオは、上から見たヒロシマを映し出す。
遠くから見たキノコ雲。その下に一体どういう人間の暮らしがあり、
どういう惨状があるか。スミソニアン博物館には、その惨状を偲ばせる
情報、原爆の遺品類の展示はなく、視点は極めて一方的なのだ。

市民社会において、殺人と暴力は犯罪であることは明白なのに、
国家の名において行われた殺人と暴力は、「公的暴力」で犯罪にならない。
これは一体何を意味するのか。そして国家とともに市民社会に属さない、
私領域における「私的暴力」がある。この二つの暴力には驚くべき符合がある。
二つの極で、一人の市民=一級市民によって行使される時、市民社会では
その両局が両方とも非犯罪化される。

ここで見え隠れする女性が一級市民、一級国民になるとは一体どういうことだろう。
女が自分たちも一人前だと主張した結果、「女性の国民化」が目指された。
国民化していく際、モデルになっている一級国民とは誰なのか。
フェミニズムのゴールは、一級国民のモデルを男とし、男に似ることなのか。

公的領域における暴力の犯罪化は、私的領域における暴力の犯罪化と同時に
目標とされ、しいてはあらゆる暴力の犯罪化を達成する方向を目指す。
これがフェミニズムの解と、きっぱり言い切る。フェミニズムは、
この世の中でワリを食った、差別を受けた、弱者の立場に立つ人々が、
他の誰かに力づくで支配されない、弱者の尊重を主張してきたマイノリティの思想な
のだ。

ジェンダーの差異そのものの解体がもたらす未曾有の世界を、想像する。
一歩を踏み出すためらいはいらない。国家でも市民でもなく、
個として生きる権利をフェミニズムから視るとき、あなたが思い描く未来は
どんな世界となるだろう。
(堀 紀美子)

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   ◆◆◆ 次号の配信をお楽しみに! ◆◆◆
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