つながれっとクラブ★メールマガジン第141号12月便
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このメールマガジンは、名古屋市男女平等参画推進センター
つながれっとNAGOYAの「つながれっとクラブ」メンバーの
皆様に配信しているメールマガジンです♪
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どうぞお風邪などお召しになられませんよう
あたたかくしてお過ごしくださいませ♪

━━【目 次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)展示のお知らせ
2)1月の市民交流事業のお知らせ
3)事業報告
4)センターのとっておき!
5)つながれっとブックナビ
6)お知らせ

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◆1)展示のお知らせ:
パネル展示「日本の女性はどう生きてきたか」

『写真とイラストで学ぶジェンダーからみた日本女性の歴史』
(練馬24条の会編集:明石書店2005年)をもとに、日本の女性たちの
あゆみを紹介するパネルを展示します
・期間:1/4(水)〜1/22(日)

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◆2)1月の市民交流事業のお知らせ:
つながれっとシアター「外泊」

それは初めての外泊だった!
韓国、2007年6月30日夜、500人の女性労働者たちが
ホームエバー・スーパーマーケットのカウンターを占拠した。
「非正規職保護法」施行を前に大量解雇を行った
イーランド・ホームエバー社に対してその差別的扱いに怒り
立ち上がった女性たち。
『外泊(ウェバク)』は、510日間続いた女性労働者たちの戦いを描く。
なんの力もない女性たちが次第に団結し、歌い・踊り・笑い・泣き・・・。
労働における女性差別、性別役割分業の問題、
さまざまな問題を浮き彫りにする。
これは韓国だけの問題じゃない。
「今、何をすべきか」ご一緒にかんがえましょう。

★監督:キム・ミレ
★日本語版字幕作成:FAV 連連影展
第11回ソウル国際女性映画祭 招聘作品
第14回釜山国際映画祭コンペティション部門上映
第1回釜山女性映画祭 招聘作品
第12回江陵人権映画祭上映
2009年ソウル独立映画祭コンペティション部門上映
2009年山形国際ドキュメンタリ映画祭 招聘作品

・日時:2012年1/13(金)19:00〜20:30
1/14(土)13:30〜15:00
・会場:名古屋市男女平等参画推進センター
つながれっとNAGOYA 1F交流ラウンジ
    (名古屋市中区千代田5丁目18−24)
http://www.tsunagalet.city.nagoya.jp/what/what.html
・対象:男女
・参加費:500円
・託児:有 実費負担 インフォメーションにおたずねください
・申込/問合:つながれっとNAGOYAインフォメーション
      TEL(052)241-0311 FAX(052)241-0312
Eメール:receipt-tsunagalet@sweet.ocn.ne.jp
[主催]
名古屋市男女平等参画推進センター指定管理者NPO法人参画プラネット

関連URL↓
http://tsunagalet-club.net/event2011/event120113.html

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◆3)事業報告:

11月12日から25日は女性に対する暴力防止運動期間です。
名古屋市男女平等参画推進センターでも毎年11月には女性に対する
暴力防止(DV防止)に関する事業を実施しています。今年度は
26日(土)に、ジャーナリストで、現在は和光大学教授でもある
竹信三恵子さんを東京からお呼びして、「DVの視点からみる女性の貧困の現状」につ
いてお話しいただきました。

(...続きは[つながれっとクラブウェブサイト・イベント報告ページ]で!)
↓↓↓
http://eventjournal.tsunagalet-club.net/?cid=44848

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◆4)センターのとっておき!

12月に入っていよいよ冬本番、の季節になりました。
すっかりクリスマスモードの街並みに気づき、
この1年の終わりをようやく実感しています。

さて、名古屋市ではこの秋、
名古屋市交通局が主催の「駅ちかウオーキング」という
イベントが開催されました。(ご案内下記ウエブサイトに)
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/fun/walking_info/index.html
地下鉄の駅を発着点として、いくつかのコースを設定し、
街中の見所や自然をめぐりながらウオーキングを楽しむ企画です。

そのコースのひとつに、
つながれっとNAGOYAが今回、初参加しました!
コース名は「都心で感じる芸術の秋」。
センターはメインのみどころではなく、コースに面した、
参加者が立ち寄れる施設の一つとしての紹介でしたが、
喫茶ドリームさんのドリンクが50円割引という特典や、
館内の図書や資料が閲覧できます、などが掲載されました。

そして迎えた、秋日和の当日。
驚いたのはセンターの前を通り過ぎる、途切れない人の波!
加えてその波を抜けてパラパラと、センターに来館者が!
「名古屋市にこんな施設があるなんて知りませんでした」
「つながれっと、って名前がいいですね」などと、
施設を見まわしたり、喫茶に立ち寄られたり、
思い思いに、興味深そうに過ごしていかれる様子には
とても嬉しくなりました。(ついでにチラシも手渡し!)

「男女共同参画」との接点があまりなかった方が、
こうしたきっかけでつながって下さるのは嬉しいことです。
新たなPRの手法としても、今後工夫していきたいと思いました。

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◆5)つながれっとブックナビ

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『フェミニズムの時代を生きて』
西川祐子・上野千鶴子・荻野美穂
(岩波書店2011年11月16日)
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フェミニズムは、知の力である。「人の世の弱さ」を選ばなかった
上野さんが、体現しているフェミニズムは、まさにこの生きがたい
人の世を生き延びる知であるといえる。ひとりの人と結婚する弱さ、
子どもを産み育て、子どもと暮らす弱さ、家族をもつ弱さ。
弱さを抱えながら、わたくしの自由と何度も何度も引換えにしながら、
権力の鎖に繋がれて、寡黙を選ぶ。
それが弱者の選択肢のない生き方であるとしたら、
そう考えることができる者は、なにを選び、なにを捨てるだろう。
自由を選びとること、自分が何者かを問うことで、
フェミニズムは解を明白にする。

さまざまな共依存に自らの足元を掬われる。
掬われた足元で危なげに立ちすくみながら、自身が纏う女性性に
訣別をくだす峠さえ乗り越えれば、弱さを内包していた自己は変容する。
「弱者が弱者のままで生きられる社会」と上野さんはしきりに言う。
上野さんは弱さが内在することを知り尽くしたうえで、
外在するこの時代の理不尽な力とあえて格闘してきた。

そして、老いること。だれもが老い、そして逝く。
上野さんが培ってきた理論が実践とつながる。
弱さに立脚した強さだからこそ、上野さんの言葉は、読者の琴線にふれ、
心を揺する。
テキストがもつ力、その力をもっても、変わらない、
しがみつきたい自己があることは否めない。
身をよじる思いでそこを通過した者から、多様なフェミニズムの、
生きて老いゆく知を受け取る。

『その気になれば、そこには食いつきがい、食いちぎりがいのある背中が、
あるいは言説が、たっぷり見つかるはず(本文p.280)』
というフェミニズムは、あなたのその気をいつでも、待っている。
(堀紀美子)

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◆6)お知らせ

いつもつながれっとクラブメールマガジンを愛読くださり
ありがとうございます。
来年から新しいシステムでメールマガジンをお届けする予定です。
これからもつながれっとクラブをよろしくお願いたします。

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   ◆◆◆ 次号の配信をお楽しみに! ◆◆◆
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[発行] つながれっとクラブ
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名古屋市中区千代田5-18-24 Tel:052-241-0311 Fax:052-241-0312
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開館時間:9:00〜21:00(日曜日のみ17:00まで)
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